嘘八百並べ立てても　真実はひとつなんて
そんなもんだけど　僕の心は定まらない
そのたった一つの真実は
口にするにも遅すぎて　灰になる

君は鼻で笑う　僕の言葉が嘘だと知ってる
何が大切なのか　何が不要なのか
自分の小さな脳味噌が
いくらお考えになっても　答えはなく

ああこの心の内を　目の前に
吐き出して　具現して　君に見せられたら
どれだけいいのに　いいのになあ

地平線の見える草原だって
神秘的な砂漠の夕暮れだって
宝眠る海に沈んだ船だって
なんだって見せてあげる　のに

折れかけた心の樹も
ぼやけていく記憶の果実も
絡まっていくシナプスの枝も
ゆっくり広がりゆく君への愛の根も

何だって見せてあげられる　のに