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思考が霞む
それでも襲うのは 鋭い痛み
血が流れる
骨が砕ける
僕の意図に反する 鈍痛は
生まれた意味なんて
特に考えなかったのに
今は遠く 想う
僕の存在意義
機械仕掛けの銀色 罠は
僕の手足を掴んで放すまい
逃げられないと解っていても
僕はただ暴れ 恐れ 見上げる
畏怖するは その手
自由だったことは
今までなかったのに
今は想う 遠く
僕の命の意味
機械仕掛けの錆色 罠は
僕たちの血が酸化した証
この僕の力ではここから
到底逃げ出せない 知っていても
畏怖するは その声
さあ最後の仕上げだ
最後に聞こえたのは
歯車の軋む音
喉からついに叫びが漏れた
体内から破壊される
内臓が千切れる
口の中に苦味が広がる
涙は悲しくなくても
勝手に出てくるらしい
生理的な涙がこんなに
悔しいなんて知らなかった
脳の底にこびり付く感情は
僕の体を腐らせる
そしてそのうち溶け流れて
僕の生きた証を残すだろう
僕の生きた証は
消毒液で綺麗に流され
機械仕掛けの銀色 罠は
誰かを捕らえるために
鉄の体を磨かれる
まるで何事もなかったよう
麦畑を駆ける
裸足で駆ける
君は僕を振り返る
僕は君に手を上げる
畦道を歩く
裸足で歩く
君は前を見ている
僕も前を見ている
地面に触れた足の裏から
大地の温もりが伝わってきて
僕はなんだか切なくなって
君の小さな手を握ったよ
僕たちにはもう鎖はいらないね
そう言ったら君は僕を見上げて
頷いた 頷いた
町の大人は冷たかった
それは僕たちが子供だから?
そうだったかもしれないけど
そうじゃなかったかもしれない
僕たちにもう恐れはいらないね
君が震えるのを僕は黙って
抱きしめた 抱きしめた
なのに
もう一度麦畑で君と駆けよう
僕たちはあの時風になれたはず
もう一度麦畑で君と駆けよう
引き離された手を再び繋ぐまで
麦畑を駆けた
裸足で駆けた
君は僕を振り返り
僕は君に手を上げた
畦道を歩いた
裸足で歩いた
君は前を見ていた?
僕も前を見ていた?
でもね
もう一度麦畑で君と駆けたい
もうその右足に枷はないんだよ
もう一度麦畑で君と駆けたい
どうかどうか確かめさせてこの愛
だけど
もう二度と麦畑に戻れない
もう二度と麦畑に戻れない
麦畑に火を放ったのは誰?
見てごらん僕は白い骨になった
だけどお前の目は俺を見ないね
でもお前はそれでいいんだ
その瞳はいつも空を睨んでる
お前の声はまるで ガラスの小鳥
だからお前は歌いたいだけ歌う
俺の心が壊れそうになる
その歌声は天を落とすみたい
「まるでお前は天使で 俺は道化で おどけた悪魔で」
アァオ前ニ触レラレタラナァ
と 暗黒スープにどっぷり浸かるのさ
知っているのかい お前のその香りで
俺が待ちきれずに舌を垂らしてしまうんだ
踊れ 踊れ Slash Dance
Slash me
Slash you
(お前の手をとった お前と視線が交わった)
「まるでお前は天使で 俺は道化で かなしい悪魔で」
アァオ前ヲ破壊デキタラナァ
と 暗黒スープにどっぷり浸かるのさ
知っているのかい お前のその象牙の肌が
あと6秒で猥褻ピンクに華麗に染まるんだ
踊れ 踊れ Slash Dance
Slash me
Slash you
(お前にキスをした お前が笑った やさしく)
もうどちらが空かどちらが海か
なんにも解りはしない
ぐるぐるぐると地面が回る
綿毛が強風に舞い上がる
お前の声が時間を裂く
月も太陽も俺も裂く
そうしたらしめたものだぜ
一緒に粉々になろう
このまま 我がまま
踊れ 踊れ Slash Dance
Slash me
Slash you
Slash me
Slash you
グッバイ お天道様
乾いた風に誘われて ゆるり 丘に立つ
見上げればほら 今にも空に広がりそうな 陽炎
ティコからタルンティウスに架ける
大きな焔橋
君の脚から 腕へ 陽炎が肌を舐めるように
滑りゆく 君の体を這っていく
それは定期的に繰り返される
君と僕の自然現象
重なり合う
ぴったりと
僕らは陽炎に包まれる
二人から立ち上る火柱は
すべてのいのちに 静寂を与えるのだ
見開いた
眼の中に
広がる七色の虹彩
36000秒の奇跡は
すべてのいのちに 静寂を与えるのだ
欲張り少女はそれでは足りない
君の嘘はもうたくさん
私が欲しいのは君の心臓だけ
それはこの世にたった一つの真実
嘘はいらない
嘘はいらない
私が欲しいのは君の心臓だけ